アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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ああ、若さよ…

カーティス交響楽団演奏会 (Jan. 30, 05)
キメル・センター、ボライゾン・ホール

ドヴォルザーク: 謝肉祭序曲
ロータ: トロンボーン協奏曲
マーラー: 交響曲第一番

クリストフ・エッシェンバッハ: 指揮
ニッツァン・ハロッズ: トロンボーン

世界的に有名なフィラデルフィアのカーティス音楽院の学生たちのオーケストラです。ふむふむ、メンバーは14歳から26歳まで・・・みんな僕より年下かあ。若い。

今回の指揮者はご存知フィラデルフィア管音楽監督のエッシェンバッハ。マーラーの一番は来日公演でフィラデルフィア管がやる曲でもあり、どんなものかなあと聴いてきました。

一番安い席を買ったら5ドルでした。四階席の舞台の裏側の席。舞台をほとんど真上から見下ろしている感じ。こんなところでオーケストラを聴くのは初めてだし、演奏する方もこんなところから見下ろされたらやりづらいだろうに。

当たり前といえば当たり前の話ですが、フィラデルフィア管とはまったく違う音のオケでした。フィラデルフィア管は最大の魅力である高弦を前面に出してその他の楽器はそれを邪魔しないように音を混ぜていきオケの音色をつくりあげているのですが、カーティスのオケは低音から高音へとピラミッド型に積み重ねていく教科書どおりの音の作り方です。
そしてそんななかでも金管は元気いっぱいに吹きまくる。いやー、若いね。

エッシェンバッハはそんな若いオケのなかでもしっかり自らの「手癖」を仕込むことを忘れません。特にマーラーの第二楽章は細かい仕掛けを仕込みたい放題。急に音を小さくしたかと思ったら急激なクレッシェンドとか、快調にドライブしていたかと思ったら急ブレーキとか。手元にスコアがないので、それが楽譜に忠実に演奏した結果なのか指揮者のやりたいようにやっているだけなのかはわかりませんが。(なんとなく後者のような気がする・・・)
一歩間違えれば辟易モノの演奏ですが、最近そんなエッシェンバッハが心地よくなってきた。もう中毒ですな、中毒。

マーラーの一番ははるか昔にアマオケで吹いたことがあって懐かしいなー。四楽章で弦だけになる静かな部分は今聴いてもグッとくるものがあります。
クライマックスでホルンは立ちあがって吹くのですが、それがタイミングが難しいわ恥ずかしいわで。

中プロは『ゴッド・ファーザー』で有名なイタリア出身の作曲家ロータによるトロンボーン協奏曲。ソリストのハロッズはフィラデルフィア管の首席奏者ですが、弦をたてて控えめなフィラデルフィア管金管セクションの中でもブカブカ吹きまくる異色派。
でも、僕はこーゆーヒロイックな音色のトロンボーンは嫌いじゃなくてよ。
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by ring_taro | 2005-02-27 07:48 | クラシックの演奏会