アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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おカタそうなおっさんも案外センチメンタルだったりする

フィラデルフィア管弦楽団演奏会 (Feb. 03, 05)
キメル・センター、ボライゾン・ホール

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第三番
エルガー: 交響曲第一番

ドナルド・ラニクルズ: 指揮
アンドレアス・へフリガー: ピアノ

へフリガーというピアニストは一言でいうならば、「鬼才系」。ベートーヴェンを終始ねっとりと演奏。
二楽章冒頭のピアノソロを聴いたとき、このテンポのままだったら一体何分かかってしまうのだろうとビックリしましたもん。他にもちょこちょこ「おかず」は入れるわ、何の脈絡もなく突っ走りだすわ。それはもう面白かったです。

スコットランド出身の指揮者ラニクルズは、そんな鬼才系をぴったりサポート。
エルガーの交響曲もゆったり目のテンポで堅実に音楽をすすめていきます。四楽章のクライマックス、一楽章冒頭のメロディが高らかにならされる部分はいいですねー。何度聴いてもアツいものがこみ上げてきますねー。

エルガーの音楽って、本当は感傷的な人間が必死に紳士然としいている感じがとても愛らしいです。
三楽章の途中、不意にディーリアスみたいな音楽になったかと思ったらスッとエルガーに戻る部分があります。格式高そうなお屋敷の部屋のしっかり閉められたカーテンの向こうに、チラッとイギリスの田園風景が見えたようなこの部分が大好きです。
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by ring_taro | 2005-02-27 08:28 | クラシックの演奏会