アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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一気に八曲も聴くものじゃないかなと…

フィラデルフィア管弦楽団演奏会 (Feb. 10, 05)
キメル・センター、ボライゾン・ホール

ドヴォルザーク: スラブ舞曲集 Op. 72
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲

ヴォルフガング・サヴァリッシュ: 指揮
レオニダス・カヴァコス: ヴァイオリン

フィラデルフィア管の前音楽監督サヴァリッシュがこの後数公演の指揮を担当。

サヴァリッシュといえば、僕が高校生のころからN響でよく聴きました。懐かしいなあ。部活終わりに友達とNHKホールに連れだって聴きに行ったものでした。あのころは学生席は1000円だったと思います。すんごい舞台から遠い席だったけど。

あのころのイメージは、「ちょっとスケールが小さめだけど端正な音楽をつくる指揮者」といった感じでした。持っていたメンデルスゾーンやシューマンのレコードもそんな音楽でしたね。
今回フィラデルフィア管との演奏会を何回か聴いてみると、音楽の作り方に大きな変化はなかったのですが、全体的にテンポが遅くなってスケールが大きめになっていました。

スラブ舞曲集はねえ…、すごく美しい演奏だったのですが、八曲もぶっ続けで聴くと疲れちゃいますねえ。ブルックナーとかならどんなに長くても平気なのに、不思議ですねえ。

カヴァコスのベートーヴェンはゆったりとしたテンポのなか、どれだけ美しい音を聴かせられるかで勝負するタイプの演奏でした。音の美しさでは今まで僕が聴いたヴァイオリンの中でも群を抜いていました。

しかしこのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、一聴「きれいだけど長めの曲」ですが、一筋縄ではいかない曲ですねえ。とくに一楽章は冒頭ティンパニで提示されるされるリズムが楽章の最後までどこかで響いているし、ヴァイオリンがソロを弾いているあいだところどころで管楽器がずーっと音を伸ばしているところなんか結構グロテスクだったりして。
僕が一番好きな個所は二楽章の後半、弦のピッチカートのなかヴァイオリンがソロを弾く部分です。「瞑想」みたいな感じがすごい好き。カヴァコス/サヴァリッシュのおそーいテンポが一番心地よかった部分です。
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by ring_taro | 2005-02-28 00:49 | クラシックの演奏会