アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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来シーズンのフィラデルフィア管

すでに何度かちょこちょこっと申し上げていましたが、フィラデルフィア管の2005-06シーズンのプログラムが発表されています。

9月22日のベートーヴェンの交響曲第一番と第五番から始まり、5月20日の第九で終わる来年度のシリーズ。
そう、来年度のテーマは「ベートーヴェン再発見」(Rediscover Beethoven)なのです。九つの交響曲全てをエッシェンバッハが指揮します。他にもサヴァリッシュ指揮による「プロメテウスの創造」あり、アックスのピアノによる「皇帝」ありと、まさにベートーヴェンづくし。(ちなみに今年度のテーマは「ドヴォルザークとその周辺」。)

エッシェンバッハ以外では、10月と3~4月にサヴァリッシュ、1月にデュトワなど、おなじみの指揮者が登場します。(ここらへんはなぜか、おなじみっぷりがN響とだぶる。)

注目は2月のサイモン・ラトル。「来シーズン、アメリカのオケの定演でラトルがふるのはフィラデルフィア管だけ!」なんて少年ジャンプみたいな煽りが宣伝に書いてありました。ブルックナーの第七番、ウォルトンの第一番、ブラームスの第四番など四つのプログラムを指揮します。

他には10月にテミルカーノフがブラームスの第二番、4月にはオスモ・ヴァンスカがシベリウスの第六番を指揮(これが楽しみ!)。

ソリストでは“ミドリ”がエッシェンバッハ指揮でブラームス、グリモーがテミルカノフ指揮でラフマニノフの第二番、ブレンデルがラトルとモーツァルトの第27番など、期待できそうなものが目白押し。

あと、面白そうなところではカウンター・テナーのデビット・ダニエルズがヘンデルのアリア集、トーマス・ハンプソンがエッシェンバッハ指揮の「大地の歌」にソリストとして登場、ジャス・サックス奏者のブランフォード・マルサリスによるヴィラ=ロボス、イベールなどがあります。

ところで演奏会の回数がかなり多くなりました。今年度は定期演奏会がなかった日曜のシリーズや、新企画「ディスカバリー・シリーズ」などが新たに加わります。それ以外にも子ども向けの「ファミリー・コンサート」(これも回数が二倍に増えるんだなー)や室内楽演奏会、その他の特別演奏会が予定されています。

演奏会の回数を増やすと言うのは、いろいろ「大人の事情」的なもののため、やむをえないもののようです。でも、今年度も「さらいきれてないじゃん」って個所がところどころに見受けられたことを考えると、この方向性がいいものかどうか、わかりかねるものがあります。

定期会員は平日の全六回のシリーズで660ドル(二階最前列のボックス席)~54ドル(四階席後方)です。ホールが新しくなったせいか、オケの経営があっぷあっぷなせいか、アメリカのオケのなかでは料金が高めだと思います。ただ、定期会員になると会員証でタワー・レコードが一割引、本屋のボーダーズが15%引き、キメル・センター近くのレストランの多くも同程度の割引と、特典はすごくいいです。
ちなみにまだ学生会員についてのアナウンスはありませんが、2004-05シーズンは全シートで半額でした。

ところでベートーヴェンの交響曲第一番やモーツァルトのピアノ協奏曲第27番は、今年度も定期演奏会で聴いたのですが。そういうダブりとか、あんま関係ないんですかね。
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by ring_taro | 2005-03-03 06:11 | フィラデルフィア管弦楽団