アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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アジア・ツアーいろいろ

5月17日のThe Philadelphia Inquirer紙に、フィラデルフィア管のアジア・ツアーについての長めの記事が載っていました。面白そうなポイントを箇条書き風にご紹介します。


ツアーは日本から始まり、中国、シンガポール、台湾、香港、ソウル。アジアのなかで130人の人間と2万ポンド(約9トン)の楽器が30時間の旅行をする。ヨーロッパ・ツアーが楽に感じられるほどだ。

リハーサルはフィラデルフィアを発つ前にも、主にラン・ランとのベートーヴェンなどのためにおこなっていた。アジアでは演奏会と移動の合間に5回のリハーサルを予定。

ツアーの費用は300万ドル。しかし演奏会の入場料による収入は(一回の演奏会あたり?)15万ドルから20万ドル。これでは費用すべてをカバーできないので、多くのスポンサーをつのり、その収入が75万ドル。そのスポンサーのなかにはペンシルヴァニア州も含む。

5月初めに8人の団員の引退が発表されたが、そのなかでツアーに帯同するのはクラリネットのドナルド・モンターロのみ。(ということは、ホルンのノラン・ミラーはいないのですね。。。)この空いたポジションが完全にうまるには一年以上かかるだろう。

というわけで、今回のツアーにはエキストラの奏者が22人も参加している。(確かにこちらでのチャイコフスキーのプログラムでは、奏者のなかにフィラデルフィア室内管のメンバーを見かけた気がします。)この人数はちょっと普通じゃない。

すばらしい音響のサントリーホールでのマーラー・チクルスはCDリリースのために録音される。このホールではかつてサヴァリッシュの時代にも録音がおこなわれた。(何の曲?)また、マーラの五番は現地のテレビで放送される。(うおー、マジでか。誰か録画みせてくれー。)

指揮者のなかには、マーラーの交響曲を連日演奏することに疑問を投げかける人もいる。かつて音楽監督たちは、ツアー中に二曲以上のマーラーを取り上げることはなかった。エッシェンバッハ氏によると、「その前にモーツァルトをやったり、チャイコフスキー・プロを間にはさんだりするし、僕は健康そのもの。ノー・プロブレム」(意訳)だそうな。

北朝鮮の核実験についての報道が連日されているなか、韓国で演奏することに不安はないのかという質問に、エッシェンバッハ氏は「確かに深刻な問題だけどね、まあ、あまりに神経質になるのだったら、僕は暗い部屋にずっと隠れてなきゃいけなくなっちゃうよ」(超意訳)だそうな。
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by ring_taro | 2005-05-23 23:58 | フィラデルフィア管弦楽団