アメリカはフィラデルフィアに住む“りんたろう”のブログ


by ring_taro
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「受け入れがたい決定」

昨日のお話の続き。

メールの一部を訳してみますと、

彼のこの決意は私たちフィラデルフィア管にとっては受け入れがたいものです。卓越した音楽家であるマエストロ・エッシェンバッハは私たちと素晴らしいことをやってきました。私たちを楽しませてくれた多くのエキサイティングなコンサートに加え、革新的なレコーディングの契約を結ぶ手助けをし、世界中へ素晴らしいツアーに率い、基金の拡充やコミュニティへの深い関わりなど、多くの貢献をしてくださいました。マエストロが11月にフィラデルフィアに戻ってきた時に、皆様が私たちの彼に対するサポートとリスペクトと賞賛を共有していただくよう、なにとぞよろしくお願いします。

あいかわらずの超訳っぷり、ご容赦ください。

オーケストラのショックっぷりがわかります。
(まあ、これが単なるポーズである可能性はあるわけですが。)

新聞のバックナンバーをチェックしたのですが、まだこのことについてはふれられていないです。今日のやつ(土曜版)に載っているのでしょう。久しぶりに新聞買ってみようかな。

Philadelphia Inquirer紙の9月24日の記事では、エッシェンバッハの契約更新の時期が近づいているので「なんとか彼をつなぎ止めておくように」と書いてありました。懸念は現実のものとなったのですね。まあこの新聞らしく、あいかわらず彼のフィラデルフィア管に全力を注いでくれない姿勢を非難はしているのですが。

これ、面白い記事だな。また機会があったら紹介します。クーベリック/シカゴ響やミトロプーロス/ニューヨーク・フィルのような「今となっては理解しがたい」ケンカ別れと比較したりとかして。



さて、最後にこっそりと個人的な次期音楽監督の予想を書いてみます。
(実現の可能性や現実味についてはあまり考慮してません。最近のアメリカ・オーケストラ業界をちゃんと把握しているわけではありませんし。完全な自己満足です。だから怒らないでね。)

とにかく大事なのはこのオケの下がりきった技術的水準を叩き直しつつ、魅力的な音楽づくりをできる人であることだと思うんですよ。

デイヴィット・ロバートソン:個人的な大本命。「アメリカの希望」。セントルイス響の音楽監督に就任したばかり。シカゴもニューヨークも狙う逸材。彼を手に入れたらフィラデルフィア管にまた黄金時代が訪れる。
ヤコフ・クライツベルク:去年客演したときにそれはそれは素晴らしいショスタコーヴィチを聴かせてくれた。その音楽は鋭利で明晰。来年三月にも客演。
ピーター・ウンジャン:夏のモーツァルト・フェスティバルを率いたり、毎年のように定演に登場する。実は一番可能性が高いかも?明快な音楽づくりながらも、スケールが小さくその音楽に「魔力」はない。小物感はぬぐい去れない。今週から二週にわたり客演。
ジェームズ・コンロン:結構頻繁にこのオケを振っている。昨年度もサヴァリッシュの代役を務めました。キャリア的にお互いにとって申し分ない?来年一月にも客演。
シャルル・デュトワ:このオケのサラトガ・シーズンの音楽監督。定演にも毎年登場。しかも何週にもわたって。十分な実績。ただしいかんせん高齢。個人的にこのコンビは相性が悪いと思う。結構、音楽づくりがユルい。来年三月に客演。
ヴラジミール・ユロフスキー:最近よく客演するロシアの俊英。来年二月にも客演。
ロセン・ミラノフ:現在の副指揮者。
リッカルド・ムーティ:11月に定期演奏会に帰ってくる!まあ、ないな。。。
ロリン・マゼール:まあ、ないな。。。
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by ring_taro | 2006-10-21 21:46 | フィラデルフィア管弦楽団